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長丁場の南ア 塩見岳

南ア塩見岳は殆ど雪が消えたとの情報から、繁忙期を避けて一足先に登ることにした。しかし南側とはいえこの時期に3000m峰がノーアイゼンで登れるとは思ってもみなかった。
塩川ルートは現在登山道崩落で通れないので、鳥倉林道口から入山し同じ所へ降りてくるピストンコースを行くことに。山と高原地図のコースタイムで見ると往復15時間以上で、途中一泊が一般的なコースだそうだ。現時点で利用できるのは三伏の冬小屋だけなのだが、位置的に中途半端であり、計画段階で少し迷った。昨年20kgのリュックを担ぎ、聖岳、光縦走で足が動かなくなった苦い思いがあるので、今回はテン泊を避けなるべく軽荷にしたかった。
そこで、冬小屋を緊急避難場所と考え、シェラフや水、食料等予備品を登る途中小屋にデポし、日帰りの心つもりで早朝3時半に入山した。
出発の段階で駐車場に車は3台しかなく、辺りは真っ暗。ただ、3,40分もすれば次第に白み始め、足場に気を付けなければならない場所では完全に明るくなっていた。知らぬ間に最初で最後の水場に到着しここで給水。仏の水というだけあって、とても冷たく美味しかった。
三伏小屋を超え、三伏山、本谷山に到着した頃に、改めて本コースの長丁場を思い知った。
やっと塩見小屋に到着すると、今日一番の残雪が小屋を覆うように残っていたが登山道には雪一つなかった。この塩見小屋までに随分歩かされた感があったが、最後の塩見岳の本稜登りは流石にきつかった。ザレ場や岩場で足がもつれる危険を考えれば、ここまで軽荷作戦で来たことが正解だと感じた。
この日は終始曇りだったが塩見岳登頂すると、眺望は非常によく360度パノラマの褒美が頂けた。
単独登山の時しては珍しく、景色を楽しむだけで頂上に30分程長居した。
大体、こう眺望を満喫したあとの帰りは、目的を殆ど達成したあとなので辛いものとなるのだが、時折他の登山者と喋りつつ気を紛らわした。
この広い南アルプスで、10人程の人しか出会わなかったが、その殆どが日帰りの健脚者ばかりだったように思う。私がこのコースを1日で行けるとは思わなかったが、軽量作戦が功を奏したのか、今に至って筋肉痛がないのは奇跡に近い。もしかして、麻痺しているだけなのかもしれないが。

【総行程26km 所要時間11時間20分 累積高低差約2500m】
平成28年5月28日(土曜日)
鳥倉駐車場3:30
三伏峠小屋6:40
塩見小屋8:30
塩見頂上9:40~10:10
塩見小屋10:40
三伏峠小屋12:50
鳥倉駐車場14:50

(同日 同じコースを歩いた人のを拝借)


真っ暗のなか登山口に取りつく
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三伏峠までこれが目安となる
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所々、木段が組んである
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まさに仏の水である 冷た~い
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三伏峠に到着
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三伏小屋、ここの冬小屋に寝袋や予備の荷物をデポしておく
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小屋の下がテント場
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左側の塩見方面へ行く
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こんもりした山が三伏山
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三伏山 標高2615m
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遠くに塩見岳が見える
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手前が小河内岳か
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見晴らし岩から遠くを望む
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本谷山頂上
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残雪はあるがノーアイゼンで大丈夫
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やっと塩見小屋の標識が
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塩見小屋から塩見を望む
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間ノ岳方面
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近いようで遠い塩見岳
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やっと最後の岩稜に取りつく
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この辺りからザレているから落石注意
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塩見岳登頂 標高3047m同時に富士山が目に
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富士山をアップ
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塩見岳東峰を見る
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荒川岳(悪沢岳)を望む
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塩見岳東峰 標高3052m
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中央アルプスの向こうに御岳山 右手に北アルプスも
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真ん中辺りに北岳、右に間ノ岳、左に甲斐駒さらに仙丈ケ岳
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本谷山方面 
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再び西峰 こちらを塩見岳というらしい
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右手に小さく見える塩見小屋を超えて、あの尾根筋を左に巻きながら戻る
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下りのザレ場は特に気を使う
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この赤紫の岩はジュラ紀のもの
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振り返り塩見岳
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まだまだ続く尾根歩き
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昼前には、雲が一面にかかりだした
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三伏の冬小屋内 ここにデポした荷物を回収
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朝暗かったので、こんな樹林帯を歩いたのか
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最後の長い林道
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駐車場には十数台の車が
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コメント

非公開コメント

No title

居酒屋与太郎さん こんにちは

26kmですか!日帰りとはビックリです!!
分かります~山頂にいて下山するのがもったいない時ありますよね^^
それでも途中の眺望も最高だし、稜線歩きいいなぁ~。
ザレ場、危なそう・・・僕も下りの方が苦手です。

疲れとか筋肉痛ないんですか。日頃からしっかり体動かされてるんですね。

No title

居酒屋与太郎さん、こんにちは。

塩見岳日帰りですか?(@@;

この前僕と歩いた時は、実はもっと余裕綽々で、僕に合わせてただけとか(笑)

いろいろ計画を立てますが、片道10kmを超えると、「うーん、行けるだろうか」となります。

僕はまだウエイトがあるので、長距離の、特にアップダウンが多いルートはなかなか厳しいです。

石徹白から、別山まで、ちょうど11kmです。南竜にテン泊して、次の日御前峰に登って、石徹白に降りてくるルートを計画しています。
テン泊初めてなので、ツレと行く予定でしたが、ツレがその時期子供が生まれるということで、ソロの予定でした。よかったらご一緒しましょう^^

No title

こんばんは。としパパさん。
必殺、軽荷作戦で、なんとか無事26km走破できました!あと、この日は終始曇りで気温が比較的低く体力消耗を防げたのかもしれません。
筋肉痛が全く無いと言えば嘘になりますが、休憩の度入念に股間や足のストレッチをおこなった事もあり、不思議と普段ほどダメージが残りませんでした。
この奇跡的偶然を、自分の実力なんて決して勘違いしないよう戒めてます。

苦労して登った分、山頂からの眺めが名残惜しくて、予定の食事も忘れて絶景に見とれていました(笑)
しいて言えば、終始曇りだったことですが、360度見渡せることなんていつもあることじゃないですから、ばちが当たりますよね。

No title

こんばんは。やまびこさん。

この山行、正直なところ半分冬小屋に泊まるモードだったんですよ。でも、コースタイム判断で夕方までに降りられると分かったので、体と相談して日帰りに切り替えただけです。

別山の予定いつ頃でしょうか?日さえ合えば是非お供します。でも、私も実のところテン泊は久しぶりですから!今から慌ててペグ探してみますね。
自慢じゃないですが、重荷になったときの私はホントにヘタレれですから、亀の歩みになりますよ。
それまでに、ダイエット解禁にしておいてくださいね。日本酒持参したいですからね(笑)

No title

おはようございます、居酒屋与太郎さん。塩見岳お疲れ様でした。

天気も良くて富士山が近くに見られ、荒川岳、北岳などいい景色ですね。塩見岳から海も見えるとの情報もありますが・・・。
南部の山は登山者も少ないようで楽しめたでしょうね、真似は絶対できませんよ!!

No title

こんばんは。みのろーにんさん。

終始曇りだったのですが、思いのほか視界は良くてびっくりしました。名前は分かりませんが関東の山々も見えましたよ!
塩見から見える海は駿河湾の方でしょうかね?南側の下界は雲の下だったのでそちらは残念ながら確認できませんでした。

南アは人が少ないので、自分のペースでゆったりと歩めます。でもそれにしてもちょっと背伸びし過ぎた行程でした。

No title

居酒屋与太郎さん、こんにちは。

わあ、一日で26km・・・!!
累積標高もすご過ぎて、もう、別の世界の話のようです。
でもそれだけ歩かれたおかげで、日帰りでこんなにダイナミックな景色を楽しむことができたんですね。
3千mあるのに雪は解けてるんですね。こっちは2千mを越す山々はまだまだ雪がたくさんで私には歩けません^^;
富士山、見つけるのに分かりやすそうですね。いつ見ても美しいですね、富士山。

たくさんの歩き、お疲れ様でした。これだけ歩かれると、今後の自信にもなりますね。

No title

おはようございます。アルペン猫さん。

このお山のコースは山小屋の場所が中途半端で、結局頑張って歩き切ったほうが軽荷で済みました。
私にとって苦役以外のなにものでもないコースでしたが、時折見える南アルプスの名峰に随分励まされました。頂上ではつい見とれて長居してしまいました。

南アルプスは3000m峰が13座もありますが、やはり位置的に暖かいので、北アルプスより雪も少なく解けるのも早いです。荒々しい岩稜の多い北アルプスと違い森林限界が高い位置にあるので、緑に覆われた山が多く独特の容姿です。

健脚の方は、ここを9時間位で歩いてますから、私なんか屁みたいなものですよ。下品な言い方失礼(笑)

こんばんは。

私の知らない素敵や山が、たくさんあってどこに登ったらいいのか迷ったりしますが、今回も素晴らしい山行ですね。
26kmを日帰りとは、凄い健脚、私にはとてもできません。
南アルプスの塩見岳ですね、ばっちり覚えました。
いつか登りたい山になりましたよ~^^d

No title

こんばんは。ゲンジさん
南アはアクセスが悪い上に、山も深くなかなかチャンスがなかったのですが、今年は雪解けも早く思い切っていってきました。
春先の北アを登られたゲンジさんの方が、余程大変だったと思いますよ。だって、塩見はノーアイゼンでおまけに軽荷でしたから。距離なんて関係ないですよ!
ライチョウさんに出会えなかったのは残念でしたが、360度の眺望を楽しめました。

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居酒屋与太郎さん
日帰り 塩見岳ピストン すごいですね。
昨年 塩見岳から熊ノ平方面を歩いたのですが その時 塩見岳に向かうだけでもえらかったです。9年前に 塩見小屋泊りで塩見岳に登ったのですが その時ガスガスで展望がなかったのですが 昨年は展望も楽しめました。塩見岳の頂上から見る展望 いいですよね。他の山行レポートも見せていただきました。甲武信岳から見る富士山 きれいですね。私も またいつかこんな景色を眺甲武信岳から眺めたいです。 

No title

こんにちは。つくだにさん。ご訪問ありがとうございます。
もう、勢いだけで行ってしまった感じでした。場所的にも時期的にも喧騒とは縁のない静かな山でした。勿論眺望も最高でした。

熊ノ平ってことは野呂川出会いから歩かれたのですか?塩見までかなり距離があるでしょう!

つくだにさんの甲武信岳レポートも拝見しました。甲武信岳からの富士山の眺めは本当に格別でしたよね!!