キレット歩き2日目 (鹿島槍・五竜)

2日目
重荷を避けキレット小屋に宿泊された登山者ばかりで、食堂では途中ご一緒した人も相見えて山談義に花を咲かせた。
深夜に目が覚め、月夜に照らされた剱とキレット小屋を撮影。
早朝3時過ぎから、玄関横の部屋で準備しながら辺りが明るくなるのを待った。
足元の安全が確認出来るのを待って小屋を出発。十数分登り東西の見晴らしが出来る岩稜に腰かけシャッターチャンスを待った。水平線にかかる雲で思ったほど焼けるような朝陽やモルゲンロートは拝めなかったが、今日の尾根歩きを担保する十分な好天に恵まれた。
北尾根ノ頭を超える辺りまでは、急な下りも多いが岩稜で案外体も支持しやすく慎重に進めば問題なかった。しかし赤抜辺りのザレ場で切れ落ちているルートがあり、今回一番腰が引けた場所であった。三点が保持出来ない所は本当に怖いものだ。
岩場にへばりつくようなチシマギキョウに癒されながら、五竜最後の登りに取り付いた。
五竜岳頂上では最高の眺望に恵まれ、360度のパノラマを楽しめた。キレット小屋の朝食弁当を頂上で平らげ、しばし雄大な後立山連邦の風景の余韻に浸った。信濃側だけが雲海に覆われ、一層高度感を引き立てていた。
五竜小屋を超え、白馬岳の雄姿を名残惜しみながら遠見尾根をひたすら下った。標高が下がると辺りは霧に包まれ出し、突然ライチョウが眼前に現れた。よく見れば子どものライチョウが周辺をうろちょろしており、親子が仲良く散歩している様子だった。その姿に元気をもらい終点のテレキャビン頂上駅までの足取りが一気に軽くなった。
ロープウェイ山麓駅から無料の送迎バスで大糸線神城駅まで行き、信濃大町まで電車に揺られた。大町から扇沢までバスで戻った時には駐車場は車が溢れんばかりで、登山ハイシーズンをぎりぎり逃きれたことに思わずほくそ笑んだ。
槍、穂高間の大キレットを歩いた人は、大概ここは大したことはないと言うが、私には十分過ぎる緊張を強いられたコースであった。

月明かりに浮かび上がる剱
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夜の帳が降りるとキレット小屋の明かりが零れる
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夜が明けてきた
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振り返ってキレット小屋 改めて凄いところに・・
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昨日はあそこから降りてきたんだ!
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水平線には雲がありますが
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早朝からこれか!
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立山連邦に月が沈む
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剱のモルゲンロート
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双耳峰の鹿島槍にも朝日が
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立山連邦、雲のせいで思ったほど焼けない
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雲海の向こうから太陽が上がって
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ここから、緊張の下りが続く
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あそこから降りました
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左手に五竜岳
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谷に向かって鎖が・・
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ふと気づけば五竜が朝日に照らされ
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口の沢コルで一息つく
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北尾根の頭でも一息
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赤抜方面
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梯子の下に岩が立っている
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今日一番足がすくんだ崖のザレ場道 も、持つとこ無いですやん!
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この区間は三点保持が出来ない
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ここまでくれば一安心
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鹿島槍と岩稜に咲くチシマギキョウ
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ここも岩に張り付きながら降りる
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まだまだ続く鎖
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五竜が少し近づく
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崩落しそうな大岩
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北尾根の頭などが浮かび上がって見える
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振り返って歩いてきたキレット
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あそこが五竜の頭だ
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雲海に浮かぶ後立山連峰
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五竜岳頂上
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真ん中に槍ヶ岳が そして左に穂高
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立山連邦
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双耳の鹿島槍ヶ岳
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真ん中に白馬岳
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雲海の向こうに中央アルプス、南アルプス
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五竜山荘方面
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雲海に向かって歩く登山者
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五竜岳頂上は賑わう
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名残惜しいが降りるとしよう
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下りながら、鹿島槍とおさらば
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五竜山荘が見えてきた
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振り返って五竜岳
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五竜山荘まであと一息
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きれいな山小屋でした
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五竜岳が空に映える
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五竜山荘に咲くコオニユリ
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白馬を見ながら右手に曲がれば遠見尾根
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ここからが本当に遠かった遠見尾根
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タテヤマウツボグサ
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まだあるか鎖場!
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なだらかになると階段が
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霧に包まれ出すと突如ライチョウさん
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親子だったのね!
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小さな池塘
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そしてダケカンバ
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やっとトレッキングコースと言えるのね!
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地蔵の頭
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そして、リフトが
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リフトは使わず、テレキャビンのみ使いました
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大糸線神城駅から信濃大町まで電車に揺られて
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戻ってきました扇沢のバスターミナル
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コメント

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おはようございます 居酒屋与太郎さん。

ライチョウに出会えましたね。子供はなかなか見つかりませんよ。ずい分小さいですね( ^)o(^ )

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居酒屋与太郎さん、こんばんは!

まだまだ暗い時間のお写真、とてもきれいに撮れてますね。
新しいカメラで、ですよね?私もほぼこの機種でと決めてましたが、今回、お写真拝見させていただいて、迷いなくこの機種を買えると思うことができました。
キレット小屋、オーストリアの山にあるような小屋の雰囲気によく似てて、こちらの山でも見てるのかといった気分になりました。
それにしても今回も読みながらドキドキで、特にザレ場の部分は冷や汗出そうになしました(汗)。
怪我なく全ての行程を終えられたようでなによりです。

ライチョウ、こちらのと違っておとなしそうですね。
こちらでは私もそうでしたが、見た人、皆が皆、攻撃されそうになったと言ってます^^;

お疲れ様でした!

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おはようございます。みのろーにんさん。
下山途中で霧に包まれて、ひょっとしたらと思ったのですがライチョウの方から目の前に飛び込んできました。
ライチョウの子供だけだと「すずめ?」って勘違いしそうなほど小さかったですよ(笑)

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おはようございます。アルペン猫さん。
夜の写真は、露出調整してるのではなく単純に夜景モードで撮れてしまうんですよ。月明かりでも明るすぎるくらいです。アップする際、画質がかなり落ちているので上手くお伝えできなくて残念です。
山小屋が似ているということはオーストラリアの山々はそれだけ急峻なところが多いんでしょうね。
ザレ場にさしかかった時は、足がすくんで迂回路がなければ引き返そうかと思いましたヨ(笑)無事でなによりでした。
ドイツの怪獣みたいなライチョウと違って、こちらのは小さめで人懐っこいんですよ!しばらく一緒に歩きました。

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居酒屋与太郎さん、こんにちは。

いいですね~。

僕は仕事の関係で、この夏は休みが取れそうにないので、なかなか出かけられずにいます。

何とか隙を見かけて出かけようと思っていますがなかなか。

今週もアルプスはきつそうだな・・・どうしようか(笑)

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居酒屋与太郎さん

夜明けとともに出発されて大正解ですね。
ゴタテ、特に鹿島はガスるのが早く、晴れた日でも10時頃には山頂に雲がかかっていたりします。
五竜の頂上から鹿島が臨めてラッキーですね。

同じコースに興味が沸いてきました。
キレット小屋にも泊まってみたくなりました。

楽しませていただきました。

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こんばんは。やまびこさん。
職場変わられてすぐだと何かと大変ですよね。
私も、今週末はおとなしく近辺のお山へ、半日ほど体力維持活動に行くらいだと思います。
でも、好天が続くと体がうずいてきますよね(笑)

No title

こんばんは。目目連さん。
早起きは三文の徳と言いますからね(笑)
特に夏のお山はいつも薄暗い中での出発となります。早朝だと涼しく体力が温存出来ますし、目目連さんがおっしゃるように、雲が沸き立つ前にいいポジションに到達したいという事が理由かと思います。
でも、キレット小屋からのスタートは薄暗いと足元が見えにくいので、流石にしばらく待ってからの出発となりました。

チャンスさえあれば、いつかは不帰キレットや大キレットも行ってみたいですね。

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居酒屋与太郎さん こんばんは

崖のザレ場、緊張感ありますね~、足運び慎重になります。
やはり難コースなんですね・・・でも、いいなぁ~^^

ところで教えていただきたいのですが、五竜岳の頂上手前に危ない箇所があるって聞くんですが具体的にどんな感じになってるんでしょうか?急な岩場が続くとかなんでしょうか。。。

No title

こんばんは。としパパさん。

もしかして・・としパパさん。今夏、八峰キレット狙ってますね!難所ですが、とても眺望も良く変化があって楽しいところには違いありません。

私の辿ったコースだと危険な個所とは五竜手前の登りのザレ場のことではないでしょうか?ここは反対から来ると下りになるので、ちょっといやらしい感じでしたが、登りに関しては特に警戒するほどでもなかったです。
むしろ、北尾根の頭過ぎてしばらくして現れる、足場下が切れ落ちたザレ場(写真)のところは怖かったですね!

御健闘お祈りしております(笑)


こんばんは。

凄い、素晴らしいです♪
キレット小屋は凄いところに立っていますね。
このルートはやはりテント泊装備は行けるかな~(>_<)
画像みていてもドキドキしますよ。

ライチョウの親子に会えるとは、これまた素敵ですね。目の前で見て見たいです^^

No title

こんばんは。ゲンジさん。
立山からの剱は素晴らしかったんじゃないですか?
でも、後立山からもなかなかでしたヨ!
多分ゲンジさんなら、テン泊装備でもスイスイと歩かれるじゃないですかね!
岩場は鎖もありますし、岩稜に手をかけられるので案外大丈夫だと思いますが、ザレ場はバランスを崩すと怖いと思います。
ちなみに私が今回八峰キレットを歩いている2日の間、縦走で出会った人の中にはテン泊重装備の人は一人もいなかったです。(たまたまかもしれませんが)