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荒川三山と赤石岳周回 No2

赤石岳 2日目

前岳と赤石岳の谷間に位置する荒川小屋は最もアクセスの悪い山小屋として有名だが、
その遠さゆえかテン泊の人もおらず、定員100名のところ十数名の登山者しか泊まっていなかった。
夕食を前に居合わせた人と山談議に花が咲き、楽しいひと時を過ごさせてもらった。私とは反対周りで登ってきて翌日同じ椹島に下りるルートを辿るそうだ。聞くところによれば明日の悪沢岳が百名山99座目の登頂となり、今秋残す利尻岳で完遂だとおっしゃっていた。彼の17年目の一つの勲章が新たな山の門出になれば嬉しく思う。
山小屋は混雑していると寝るスペースもなく、緊急回避の代物だと思う向きもあるが、そのあたりは利用の仕方次第だろう。山は体力に伴いルート選定、宿泊方法等々十人十色のアプローチがあってしかるべきで、里山歩き、名山巡り、ピークハント、ルート
ファイテイング、クライミング、沢登等々、技術に合わせ楽しみ方も色々である。

翌朝小屋に別れを惜しみ、再び夜明け前に赤石岳を目指した。歩き始めてしばらくは月明かりが足元を照らしていたが、月がおぼろげになったかと思うとアッという間に辺りは霧に包まれた。ルートを外さないよう慎重に歩いていると知らぬ間に霧ににじむ明かりが朝日に入れ替わっていた。
昨日歩いた悪沢の頂きが朱色に染まるのを楽しみにしていたが、終始日差しは遮られたままだった。稜線上では時折幻想的な風景を織りなすも小赤石、赤石岳と頂上ではほとんど周囲が見えず、この山には少々思いを残す2日目となった。
赤石を後にしてから下山路の赤石小屋までの登山道は、切れ落ちた所に足場や、橋等が組んである箇所が多くあり、元来人が踏み込める場所ではなかったことが見てとれた。残雪期に東海フォレストに問い合わせて「この時期危ない」と言われて断念したことがあったが、多分この区間のことだったのだろう。
長いつづら折りを下るとやがて椹島に到着するのだが、途中ミズナラの大木が気持ちを癒してくれ気持ちよく山行の最後を見送ってくれた。

椹島に予定より早く到着しシャワーを浴びて表に出ると、昨日荒川小屋でお話相手をしてくれた“彼”に再び出会った。ルート取りを考えれば当然の事なのだが、こうして山で2度も顔を合わすとよく知った友達に再会した気持ちになるのは不思議なものである。結局、私の拙い案内で高速ICまで同伴することとなり、お別れした。

2日目も早立ち
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明るくなってきたが急に霧が立ち込めて
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それでも合間から朝日を拝む
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結局荒川三山のモルゲンロートは望めなかった
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霧の合間から谷を覗く
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もしかして赤石の東斜面は染まっているのかも
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終始こんな感じでした
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次から次へと霧が流れ込む
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小赤石方面へ向かう縦走路
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幻想的でもあるが、ちょっとかかりすぎ
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お、あれが小赤石岳
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真ん中にホシガラス
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一瞬霧が晴れる
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そして富士山のてっぺんだけが
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小赤石岳到着3081m
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赤石小屋へ向かう分岐点
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赤石岳が薄っすら
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そして霧に包まれた赤石山頂3110m
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今日はこれ以上期待が持てないので、赤石を早々に引き上げる
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ヤマハハコ
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草紅葉が少しづつ始まっていた
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振り返って霧の赤石岳
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少し四川省っぽい?見たことないけど
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この辺りからこのような足場が頻繁に出てくる
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本来は一般登山者が入る道ではなかったのだろう
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尾根筋から昨日の雲のかかった荒川三山を見る
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あの尾根筋を歩いてきました
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赤石小屋に到着
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素泊まり小屋も立派だ
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しばらくこのような道を歩き
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ミズナラの大木
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予定より早く降りてきました
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これが、最後の階段
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赤石岳方面案内図
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東海パルプの創業者 88歳の時に自分の所有地赤石岳を登った
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以前、聖岳山頂より撮影した赤石岳 真裏に荒川三山
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コメント

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No title

居酒屋与太郎さん こんにちは

ロング周回お疲れさまでした!

登り始めからなかなか調子が上がらなかったみたいですね。
僕もスタートから異様に体が重く感じて息も上がってしまい
ヘロヘロになってしまうことありますよ。引き返したくなりますよね(^^;
それでもしばらくで体力回復してしまうのはさすが与太郎さんです!

写真では壮観な気持ちいい稜線が続いてますね。
でも悪沢岳から中岳へはなかなかアップダウンがキツそう。。。
僕もこのコースまった~りと歩いてみたいです^^

紅葉ハイク、楽しみです。ぜひご一緒させてください。
どこのお山がお勧めなのか、また教えてくださいね!

No title

こんばんは。としパパさん

調子が上がらないどころか、下がる一方でした(笑)
無事周回することが出来たのが不思議なくらでした。

南アルプスでも、東海の山はアクセスが悪いせいか人は総じて少ないです。
北アと違い緑が多く、それでいて壮大な感じがとても落ち着きます。
稜線に出れば気持ちが入れ替わるのが不思議ですよ 本当に!

紅葉ハイク、今から楽しみですね!!

No title

居酒屋与太郎さん、こんにちは。

山を歩いてる時に同じ日の違う時間に見覚えのある方に出会うと、「おおっ!」みたいな感じで
お互いにいつも以上の笑顔で挨拶を交わすことが時々あって、私も、懐かしい友人にでも会った気分になります^^
私などはこちらでは目立ちやすいアジア人なので、向こうが覚えてくれてることの方が多いのですが(笑)。
稜線歩き、ガスってても時々見えてくる眺めが幻想的でいいですね。
橋をかけられたようになってる足場、怖いですー(汗)。
これは吊り橋同様、計画段階でもうあきらめそうです(汗)。

紅葉ハイクをご計画中なんですね!いいなあ^^
私も早くどこか歩かないと、この寒さでは紅葉見る前に冬がやってきそうです(^^;

No title

おはようございます。アルペン猫さん。

山の出合は一度限りになることがほとんどです。
それゆえに、一度”さよなら”した人と再度顔を合わすのはちょととした感激があります。
普段は疎かになりがちな一期一会を考えさせられるひと時かもしれません。

2日目はガスでほとんど見えませんでした。
それでも、時折合間から見える岩稜や景色は幻想的でした。
足場はしっかり組んであって案外大丈夫でしたよ。

紅葉を愛でる時、日本に住んでいてよかったと思えます(笑)

No title

居酒屋与太郎さん、こんにちは。

最近登山の後の一杯が日課のやまびこです(笑)

今年は出られる日が天候悪いと、なかなかでかけられません。

皆さん、夏山を楽しまれてますね~。僕はなかなかチャンスに恵まれません(^-^:

アルプスいいなー。結局今年は行けそうにないですね^^;

10月の3週は出かけようと思ってますが、なかなか^^;

僕と行くと、山より酒がメインになりそうですがよかったらご一緒しましょう^^

No title

おはようございます。やまびこさん。
貴重な週末、天気不順や用事が重なればなかなか、山に足を運べない事ありますよね。

私も登山後のお酒は一番の楽しみですよ!むしろ、呑むために登っているところはあるかも(笑)
この山の伏流水でこんなお酒が出来るんだなあ・・とか

是非、お酒メインでご一緒しましょう(笑)

100座 踏破

素敵な文面の中に 登場させていただきましてありがとうございます。

私ごとではありますが、利尻山 登りました。
台風一過で 天気が良く 調子に乗って礼文島にも一泊しました。
利尻は9月がやはり 天気が安定しているとのことでした。
利尻島にはフェリーで行き、レンタカーを借りずに タクシー1300円程度 で、北麓キャンプ場に泊まり 朝3時より登山を開始し、6時には登頂しました。水場は登り口に甘露泉水というのがありますので 本土から水を持ってくる必要はありません。

道も迷う事がないので もっと早く登り始めても良かったかな?とも思っています。

食料は稚内のスーパーで買いました。

北海道9座 ピーカン7座 曇り2座
今年は天気に恵まれました。

今後の 与太郎さまの 無事の登頂をお祈りしております。

No title

おお!ついに利尻登頂されましたか!それもピーカンで
本当に百座登頂おめでとうございますv-221

荒川小屋ではお世話になりました。とても充実した南アルプスとなりました!
それと帰りの道案内、ルート外してすいませんでした。
後から、地図で見直して間違えた個所分かりました。ナビは全面信用すると駄目ですね。
とにかく無事帰られたようで何よりです。

小松~新千歳~利尻島と飛行機ですか?
私は早朝稚内から船で渡り日帰りで稚内に戻れないか考えてましたが、北麓キャンプ場に泊まるのも一手ですね。
それにしても利尻を3時間で登頂ですか!流石健脚凄い!いつか、私も甘露泉水を飲まなければ!

機会があればまたご一緒しましょう!