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平成最後! 鯖街道縦走 2日目

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平成31年4月29日

平面距離  36.5km
沿面距離  37.9km
記録時間 11:42:44
最低高度 64m
最高高度 883m
累計高度(+) 2,898m
累計高度(-) 3,215m
平均速度 3.2km/h
最高速度 13km/h
消費カロリー 4425kcal

昨日の筋肉痛と寝不足を引きずりながらの2日目の出立は幾分出遅れた。
しかしながらこの日は体力的不安を抱えながら、精神的な不安を一抹も感じない妙な“安堵感”に包まれていた。
杉に覆われた鬱蒼としたオグロ谷をしばらく真っすぐ行くと、つづら折りの本格的な登山道の登りが始まる。高度が上がれば広葉樹の森が広がり開放的な気持ちと相まって、今日1日の期待に胸も膨らむ。
オグロ坂のお地蔵さんに会釈し、八丁平を横手に見ながら湿地帯を過ぎると一本の林道と合流する。ショートカットルートを選択し更にその林道を道沿いに下ってゆくと、目立たぬ二ノ谷への標識を見つけた。その標識は少々気を付けて周りを見ていないと見落としそうな地味なもので、我々の“アバウトな勘”が迷宮入りへの窮地を自ら救った形となった。
大原大見町の三叉路を右に曲がると荒れ果てた林道が現れる。林道は人を来るのを拒むかのように、原形を留めない廃車が鉄の塊となって至る所に放置してあった。彼らを弔う巡礼歌が聞こえてくるような気がしたのは私だけだろうか。
墓場の林道も徐々に高度が上がり、滝谷山の登山口を横目で確認し尾根筋をしばらく歩くと、いよいよ京の町が一望できる場所に着く。さらに杉峠を越えればそこは花瀬峠に合流していた。久多を出発してから殆ど人に出くわさず人恋しくなり始めていたのだが、花背からは“文明の利器”がやけに騒々しく感じる様になる“天邪鬼ぶり”であった。特にワインディングロードのアスファルト下りで、焦げ付いたタイヤ臭がやたらと鼻をつき、“鉄騎”とすれ違う度に思わず立ち止まってしまう。
足の痛みを堪えながらようやく鞍馬に到着し、ここで一度登山靴から足を解放してやる。出町柳へ出発する電車を恨めし気に見ながら鞍馬の駅でアイスを頬張り、ふと湧いてくる良からぬ浮気心を静める。長めの休憩をとった後は二瀬を越え鞍馬街道をひたすら南下する。下鴨本通りに出れば長かった2日間の旅もいよいよ終点である。
終盤に差し掛かり、ポツポツ降り始めた雨は、私達の出町柳の終点到着を待っていたかのようにやがて本降りとなった。
出町柳で記念写真を撮ると、さっさとタクシーに乗り込み北白川の宿へと向かった。タクシーの窓から冷たい驟雨に晒され歩く人々を眺めながら、“天の恵み”に、湧いてくるほくそ笑みをずっと堪えていた。

2日目もうす暗い中出発
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久多のやまびこの里方面に向かう
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オグロ谷線に入る
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薄暗い林道に入っていく
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朽ちたトラックを横目に
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ここを左に折れると本格的な登山道に入る
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広葉樹帯に入るとようやく開けてきた
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ここがオグロ坂峠の三叉路
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峠のお地蔵さん
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八丁平からはいくつかの分岐がある
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八丁平の湿地帯は山頂付近にも関わらず多くの水が湧き出ている
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ここからしばらく林道に進む
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イワウチワなどを愛でながら
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二の谷へ下りる登山道は林道わきにあるが見逃しそうである
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二の谷下の橋を渡り
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二の谷の登山口に
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大原大見町の三叉路を右に曲がる
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長―い林道に進入
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荒れ果てた林道を登りながら杉峠を目指す
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この林道脇は至る所が車の墓場地帯となっていた
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林道を登りきるとしばらく尾根歩き
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そして滝谷山頂上付近を通り過ぎる
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ここもかつてはキャンプ場だったのか?
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杉峠を過ぎたあたりで京都市内が見えテンションが上がる
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花背峠に合流 ここからの下りが長かった
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ようやく鞍馬の街へ
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鞍馬寺で
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旧鞍馬街道を歩き
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上賀茂へと向かう下り坂
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終点の出町柳鯖街道口の石柱
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コメント

非公開コメント

No title

居酒屋与太郎さん、こんにちは。

鯖街道縦走ですか。すごい距離ですよね。
僕ならすぐ膝と腰が悲鳴を上げそうです。

このGW。天気が許せば、一日10km程歩こうと思ってますが、やっぱり腰に来ますね。
長距離は僕は歩けないかな(^-^;

とにかくお疲れ様でした。
僕もちょっとウェイト落として夏に備えます(^^

No title

居酒屋与太郎さん、こんにちは。
まずは私も距離にびっくりです!
一日にそれだけ歩かれると、翌日はグダグダになりそうだけど、続けて…。
私なんて今の時期は平地で10㎞歩いただけで大満足なのに(^^;
お天気が大きく崩れる前に到着されたようでなによりです。
こういうのはやはり日頃の行いがいいということでしょう♪
でも前夜の、若者のポップ大音量は災難でしたね(汗)。
キャンプ場ではそういうのにはあまり厳しくないのかな…。
とにかくお疲れさまでした!
ビールがさぞ美味しかったことと思います^^

No title

おはようございます。やまびこさん。

鯖街道は古道といっても山道とアスファルト道の半々で、そのあたりで距離が稼げたのだと思います。
でも、長ーいアスファルトの下りはやはり、足にきますよね。
2日目の最後は流石に下半身痛いとこだらけでした。鞍馬駅でかなり誘惑にかられました(笑)

また、ご一緒しましょう。



No title

おはようございます。アルペン猫さん。
私も最初は今行程の距離が不安でした。が、やっぱりこういった事は最終的にはノリですよね。
足が痛いや、腰が固まったなんて言いながら、風景の移り変わりや会話を楽しみながらいつの間にやら完歩でした。
でも、ロングコースは流石に一人では無理だったと思います。
初日のキャンプ場で色々と有りましたが、それも含めていい思い出です。長―い道のりで中間の40㎞程の間誰一人出会わない状態でしたから、帳尻合わせに賑やかにしてくれたんだと思います(笑)

2日間、季節はずれの寒さでしたので、歩いている時はビールの事など思いもしなかったですが、流石に終了後は2日間とも浴びるほど呑みましたよv-15

No title

こんばんは。

昔の人も二日間で歩いたようですが、なかなか歩けないコースだと思います。
タイトルを見て私には無理ですが、居酒屋与太郎さんなら余裕でしょうね(;_:)
朽木谷、熊川宿は見てみたいです。

No title

こんばんは。みのろーにんさん。
昔の人はこの街道を鯖を担いで、小浜~京都まで行商に歩かれていたんですよね。
私たちは、今回極力軽荷で行こうと決めていましたが、荷物や甲冑等を付けて長い道のりを移動した先人達には驚かされます。

私たちは数ある鯖街道の中でも、”京は遠ても十八里”と言われた本道『山越』を歩きました。熊側から朽木コースは織田信長が金ケ崎から逃げた道で、幾つかあるルートの一つですが、鯖街道としてはマイナーなルートだったのかもしれません。

こんんちは。

おお~素晴らしいロングトレイルではないですか~。
鯖街道縦走とは歴史ロマンを感じずにいられません。
また今度じっくりお聞きしたいです^^

No title

こんにちは。ゲンジさん
今回は平成最後としてロングトレイル、チャレンジしました。
何といっても鞍馬から京都市内にかけてのアスファルト道が、堪えました。
電車路線もずっと横に見えていたのでなおさらです(笑)

ところでゲンジさん。ついに体に埋め込まれていた金属棒取り出しましたか!
折角、回復されていたので少し後戻りは辛いでしょうが、完全体になるための脱皮だと思って
リハビリ頑張って下さい!私も手からボルト抜いたことがあるので・・今度はメス傷だけなので回復は早いですよ!
完全復活したら、またご一緒しましょう!